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「言語の必要性」

「言語」は表現者にとって、どこまで必要なのだろうか?


表現方法によって言語化の重要性は違うだろうが、おざなりに考えていた私に心境の変化があった。


"口で説明できないから思考は絵で表現する"


そう言っていた時期があった。


そうしていくと、どうなったかと言えば

作品自体が持つ力が弱くなったように感じたのである。

恐らく言語の発信を行わず、誰とも対話をせずに作品だけを公開していく手法であれば、

感じないのかもしれない。


しかし私は、人と対話をすることが好きで、絵を通じて生まれる考察も大好きなのだ。


だからコンセプチュアルアートと自称している。


それなのに今の私はかじりかけの外国語と似た感覚で、

頭の中に思考はあるのに、アウトプットできない状態。



もどかしい!!!!


さて、なぜこんな事を書くのかというと、

実は6月に開催するエキシビジョンが大きく関わってくる。


数年前からやってみたいと考えていた、

感覚機能を使ったインスタレーションができる事になったのだ。

作品から得る視覚は勿論、更に別の視点からの視覚も交わって視覚感覚を"拡張"させる。

そこに聴覚も加わり、いずれは嗅覚、触覚なんかが混ざっても良い。

人の感覚は20余りあるそうだ。


白壁に同じライティングで作品が展示されているような手法ではなく、

建物自体がまるっと作品になる予定。


なぜやるのか、というテーマについては後日書くが、

コロナ禍で様々な感覚を忘却してしまった気がする私たちにとって、

何か心に蘇ってくるようなエキシビジョンになれば、という思いなのである。


長くなっちゃった😁


 
 
 

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